Classic MIDI COLLECTION （ウィーンの謝肉祭さわぎ）

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ウィーンの謝肉祭さわぎより 「インテルメッゾ」op.26-4

Faschingsschwank aus Wien.Op.26-4

ローベルト・アレクサンダー・シューマン
（1810 〜 1856）ドイツ

Robert Alexander Schumann

　５楽章から成り、シューマンはソナタにするつもりだったらしいが、結局はこういう形でまとめられることになった。第一曲のなかにフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」の旋律がかくされているところから、この曲名が生まれてきたと考えることができる。1838年にシューマンはウィーンへ出かけたが、それはライプツィヒで発行していた「新音楽新聞」をウィーンでも出せるかどうかの打診のための旅行であった。当時のウィーンはメッテルニヒの手で反動政治がきびしく行われていた時期だったため、自由主義をかかげるフランスの国歌が歌われることなど考えられなかったわけで、それをあえてこの曲のなかに断片的にではあるがしのびこませたことで、曲名に「さわぎ」という言葉がつくことになったのだろう。
　　
　　
　　４インテルメッゾ
　　　　Intermezzo
　　　　
　　　　無言歌風の書法によるが、５つの楽章のなかではもっとも情熱的。中間部も書法には変化はなく、主部の変ホ短調が変ロ短調に変わり、色調の変化が生まれる。
　　　　
　　　　
　　　　ピアノ音楽史事典　　春秋社より
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